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2021年3月18日

2021.3.16「 関西北前船研究交流セミナー」神戸で開催


久元喜造神戸市長のご挨拶

 

関西圏の北前船関係者が一堂に会して交流するセミナーが、16日、17日に神戸で開催されました。
今回は、次のとおりわくわくするテーマです。

 

「知られざる時代 江戸時代の神戸を探る」

知的好奇心を満たす旅を体験

~神戸の観光資源を磨くセミナー&観光資源の探求~

 

16日は、ホテルオークラ神戸で定員100名の参加者が出席し、基調講演、パネルディスカッション、観光資源体験が開催されました。

 

17日は〈海・港を体験〉海上(船)から神戸の港を探る=船舶「ロイヤルプリンセス」で港内巡行と〈酒を体験〉灘の酒を知り味わう=白鶴酒造視察が行われました。

 

基調講演は、姫路獨協大学副学長で法学者・郷土史家の道谷卓氏が、「江戸時代の神戸の在り様~兵庫津から発信した酒と食の文化」と題して話されました。

 

神戸の特徴は、

①日本史上で三度、時代の転換期に合戦の舞台になったこと、

②神戸の港が、大輪田泊りから兵庫津になり国際港としての素晴らしい歴史を持っていること、

③「灘の酒」は、江戸に荷揚げされた酒の60%を占めたこと、また「灘目素麵」は、1900年前後に世界博覧会で金牌を含む三度の受賞を果たしたこと、

 

など江戸時代の話に引き込まれました。

 

 


大いに盛り上がったパネルディスカッション

 

パネルディスカッションは、道谷卓氏がコーディネーターで、パネリストとして(一財)神戸観光局専務理事大藪典子氏、灘五郷酒造組合理事長で白鶴酒造社長の嘉納健二氏、(一社)よみがえる兵庫津連絡協議会会長、当会実行委員長で樽五協和商事社長の高田誠司氏、神戸学院大学非常勤講師谷口義子氏の4人が出席されました。

 

テーマは、「江戸時代に紐づく神戸の観光資源~現状と目線をかえた活かし方~」と題して、4人のパネラーが活発な意見を披露されました。

 

当会の高田誠司氏は、神戸のキーワードは洋風文化の「BE KOBE」と和風文化の「美 神戸」、コロナの今こそ48のまちが連携をして、「北前船で日本興しをしょう」と力強く呼びかけられました。

 

又 コロナの時代 三密を避け街をゆっくり歩き1300年の歴史遺産を感じれる兵庫津は『違いがわかる おとなの街』での観光資源のコンセプトを発表しました。

 

観光資源体験では、〈食を体験〉「地産地消の観点から地元食材を知り新たな味わい方(創作料理)を試食」と題して、ホテルの常務取締役総料理長の中田肇氏の調理と解説で、美味を味わいました。(17日のイベント報告は省略)