兵庫津日本遺産の会
江戸時代には兵庫津は、北前船交易で全国の主要な港として、
全国各地の交易交流の中心地でありました。
江戸時代に北前船で栄えた頃の町衆(岡方 北濱 南濱)の現代版の15地区の、
自治会・まちづくり協議会などの町衆が集まり、
日本遺産を目指す会を設立し翌年認定されました。
私達は、北前船を通して歴史的宝庫の魅力を発信してまいります。
北前船(きたまえぶね)
北前船は、江戸時代の中期から明治の30年代まで、大阪と蝦夷地(北海道)の間を往復し、瀬戸内海と日本海の各港で産物を売買して、当時の日本経済の先導役を果たしました。
大阪を出た船は、米、塩、酒、木綿、鉄の農機具、石、紙、陶磁器、ロウソク、菓子などのあらゆるものを仕入れ、蝦夷地からはニシン、昆布、アワビ、ナマコ、フカヒレなどの特産物を積み込んで売買した、現代の総合商社といわれています。
兵庫津では、工楽松右衛門、高田屋嘉兵衛、北風正造の3人の偉人が、北前船を元に大きな足跡を残しました。